2011年8月20日土曜日

読書メモ:「キュレーションの時代」佐々木俊尚 ちくま新書

キュレーションというので、てっきりまとめサイト等の話かとおもいきや、webでの全方向なリンクなどをキュレーション行為と捉え直すことで、「インターネットで何が起こっているのか」「購買に関しては消費者の意識がどう変わって行ったのか」を分かりやすく説いている本。




70年代後半生まれ、90年代が青春時代だった自分には、80年代後半までは記号消費がとても強くまとわりついていたこと、90年代は遅れてきたコンテンツバブルだったという丁寧な紐解きが、過ぎてきた季節を改めて眺めて納得するような感慨があった。

その他、個人的には、本文中に例として引かれている映画、アート等の情報が気になった。
恥ずかしながら半分以上は未見なので、それぞれ機会があったら見聞きしてみようと思う。

【映画】
ハングオーバー


ホットファズ


アンヴィル



【アウトサイダー・アート】※リンク先は画像検索結果一覧です。
ジョゼフ・ヨアキム」(wiki
ヘンリー・ダーガー」(wiki
アロイーズ・コルバス」(wiki
アドルフ・ヴェルフリ」(wiki

【本】
「生命を捉え直す 生きている状態とは何か」清水博(中公新書)

*特にこの本に関しては、本書の中だけでは捉えにくく、改めて読みたいと思った。

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