前作「ハックス(全4巻)」から注目していた作家。
調べたら、まだデビュー間もないらしい。
「ハックス」はアニメーション制作に挑戦する女子高生の話。
作る楽しみを丁寧に書いていて、好感を持った。
今作「ぼくらのよあけ(全2巻)」は、近未来の小学生が宇宙人?を助ける話。
こちらも、なんというか細田守監督に映画化して欲しいような、爽やかな読み口の作品。
内容も良いが、主人公達の使っている電話などの機器が目新しい。
そしてまた、実際に実現しそうなアイテムが多くて楽しい。
SFが身近になっているのだな、そういう時代に我々は生きているのだな、と思った。