ここからは実際に乗車してみての所感を、時間軸にそって挙げてみようと思う。
なお、旅情は自分で味わいたいという方は、この記事は読まなくても構わない。
《東京駅〜ホーム》
乗車は9番線、東海道線のホームからだった。
詳しくない人は東京駅で駅員に確認したほうが無難だろう。
車内では食品販売がないので、食べ物・飲み物などは事前に駅構内で調達。
最近のターミナル駅は食品店が充実していてありがた
20分前にホームに着くと、すでに沢山の乗客が待っていた。
少人数の若者グループや、老人の団体が多いようだ。
新幹線より値がするため、観光目的の人が多く、ビジネスユースの人がいないのだろう。
発車は22時ちょうど、電車が入ってきたのは15分前の21時45分ころだっただろうか。
駅に電車が入ってくると、車体と一緒に記念写真をとる人が多い。
すでに遠足のような浮き足立ったムードで、明るい雰囲気だ。
《車内〜個室》
車内はとても清潔で高級感がある。
後で知ったが、内装はミサワホームが手がけているらしい。
シングル個室は思ったよりも広く、寝台上で2人座ってくつろぐことができた。
防音もかなりしっかりしていて、 動き出しても個室内では十分に会話ができる程度の音だ。
(が、実際に眠るには、個人差もあると思うがやはりうるさかったので、耳栓持参をお勧めする。)
シングル個室の様子。
鏡、カウンタ、ドリンクホルダ、ゴミ袋、ハンガー、スリッパ有り。
ベッド下に見えたスリットは暖房の吹き出し口。
《車内〜検札・放送》
発車すると比較的すぐに検札がある。
シャワーカードなどはこの際に購入できるようだが、車掌さんからは特にアナウンスはなかった。
検札後すぐに、浴衣で廊下を歩いている方を見た。おそらくシャワーに行ったのだろう。
夜行列車のため、車内放送は23時を最後に一旦終了となる。
《車内〜共用部》
トイレ・洗面台は2両に1箇所はある。(詳細な数と位置は座席表参照。)
就寝前と朝に利用したが、どちらも待つということはなかった。
シャワーは今回利用しなかったが、こんな感じ。
正面にドライヤと脱衣カゴ、左壁にカード読み取り機が見える。
シャワー室内はお湯の出せる制限時間(6分)のカウンタ、リンスインシャンプーとボディソープがある。
ミニラウンジは、若者グループが使っている姿を見た。
ノビノビ座席利用者だろうか。ただ、椅子はクッションのないタイプであまり大きくないため、長時間を過ごすものではなさそうだった。
自動販売機にはやられた!
ドリンクは水・栄養ドリンクを入れて4種類しかない!
事前に買っておいて正解だった。
《車内〜座席選び》
電車が動き出した後、車内の空き部屋をひととおり見に行ってきた。
結果、今回の座席選び(シングル階上室を2室)に関しては我々に取っては正解だったと感じた。
予約の取れなかったサンライズツインは、いつか乗りたいが、憧れとして取っておこうと割り切れる。
ソロ2部屋(差額-1000円/1人)は、どちらかの部屋で2名で過ごそうと思えば、やはり若干窮屈だったのでないかと思われる。
シングルツイン(差額-140円/1人)では、同室というのは魅力的だが…。
確かめていないので定かではないのだが、上段のベッドの使い勝手が気になる。
ただ、平屋室の開放感は試してみたいので、機会があったら乗ってみたいとも思う。
《車内〜個室に戻って》
一通り探検した所で個室に戻り、買っておいたお酒とチーズで晩酌。
個室内の照明を消すと、夜景がとても美しい。
《総括》
値は張ったものの、とても良かった。
旅情という部分以外でも、以下のメリットを感じた。
横になって寝ることができるので、新幹線3時間半よりもかなり体は楽だった。
(帰路は新幹線にしていたので、実際に比較しての体感。)
また、早朝着なので、時間を有効に使えたのは遠方への旅行としては有り難かった。
これまで特に興味はなかったのだが、他の寝台列車にも乗ってみたいと思うようになった。
利用を検討している方はぜひ一度試してみて欲しい。
0 件のコメント:
コメントを投稿